ミニバンを切ったマツダの賭けは成功するのか
ミニバンをスパッと見切ったのはSUVに賭けたマツダの心意気と取っていいでしょう。
ホンダはともかく、トヨタや日産はここまで思い切ったことはできない巨艦企業ですから、マツダを心底うらやましく思っていることでしょう。
それほどミニバンの需要の落ち込みは激しいのです。
肝心のCX-5の新モデルですが、ハンドル操作に応じてエンジンの駆動力を変化させて、カーブでの安定性を高める技術を搭載しています。
さらに、車体の剛性を高めて振動音を抑えているのです。
レジャーに欠かせないミニバンからさらにアクティブに行動できるSUVへの関心の高まりは時代の流れとも言えます。
時を同じくして、トヨタの小型SUVであるC-HRはすでに日本で販売を開始しています。
ホンダは北米向けに新型のCR-Vを投入予定です。
ミニバンを中止し、SUVに生産資源を集中したマツダの新しい戦略がこれから始まろうとしているのです。