最近の若者は絶対に知らないのが車のキンコン音
30~40代の人なら一度は耳にしたことがあるのが車のキンコン音です。キンコン キンコン…と鳴り響く音です。
この音に子供のころの思い出がよみがえる人もいるのではないでしょうか。
このキンコン音、今では全く聞かなくなってしまいました。
それでは、どうして昔はキンコンと鳴る車があったのでしょうか。
実はこれ、1980年代まではすべての国産車に取り付けられていた「速度警告音」という音なのです。
普通乗用車では時速100キロ、軽自動車では時速80キロを超えたときにキンコン音が鳴り響くようになっていたのです。警告音はチャイム式とブザー式があって、ほとんどの車がチャイム式でした。
チャイム式は鉄琴と同じ構造でできていて、これがキンコンキンコンという音をが鳴っていたというわけですね。
1986年の法改正で速度警告音は付けなくてよくなったのです。
それでも、オプションとして装置を付ける車もありましたが、2000年代後半になるとオプションで付ける車すらなくなったそうです。