日々高性能化する自動車やバイクにとって切っても切り離せないのが、速度違反です。
高性能な車やバイクほど、素早く速いスピードで走行できるので、ついうっかり制限速度をオーバーして走ってしまった、という人も多いことでしょう。
移動式オービスによる取り締まりが開始
2017年3月より、全国を対象とした重点的な”移動式オービス”による取り締まりが開始されました。
これまでオービスの心配が比較的低かった住宅街でも捕まる可能性が格段にアップしているので、ドライバーは速度超過にはくれぐれも注意しましょう。
「オービスによる取り締まり区間」
道路を走っていると、このような看板を目にすることがよくあります。
単なる警告かな?と思っている方も多いようですが、実はこれ、速度違反による取り締まりを回避する最も重要な要素だということをご存じでしょうか。
プライバシーに関する裁判などを踏まえた上で、現在、警察庁では、道路使用者への事前通告なく写真を撮ることが禁止されています。
このため、オービスのような固定式の速度取り締まり装置の場合、事前予告を行わずに自動撮影が成されてしまうので、プライバシーの侵害行為を防ぐ目的で、固定式のオービス設置路線では、あらかじめ上記のような看板が必ず設置されていて、道路使用者へ撮影予告をおこなっているのです。
逆に言えば、この看板が目に付いたら、普段よりも少しアクセルを弱めて安全走行に心がけることで、思わぬ速度違反取り締まりを回避することができます。
GPSを搭載したレーダー探知機
現在、幹線道路や高速道路に設置されているオービスは、一部の旧式を除いて、速度測定の際にだけ極短時間のレーダーや光を発するようになった為、従来まで販売されていたレーダー探知機では見つける事が困難となりました。
こうした問題に対処するために登場したのが、GPS機能を搭載したレーダー探知機です。
GPSにより自車の位置を測定しつつ、内蔵された地図データから進行方向にオービスの存在があるかどうかを判断し、事前に警告してくれる優れもの。
ただし、あくまでも設置されたオービスの位置を事前に確認できる物ですから、日頃から制限速度をしっかりと守った走行を行う様に心がけましょう。
そもそも「オービス」って何kmオーバーで撮影されるの?
おおまかな目安として、高速道路なら30km/h以上、一般道なら20km/h以上の速度超過で撮影されるのでは?と言われていますが、その詳細は未だ不明・・・です。