子供の頃にレーサーになりたいと思っていた父親が、自分の息子にレーサーになる夢を託す場合にどうすればレーサーになれるのでしょうか。
もし自分の息子を将来F1レーサーにしたいのであれば、何歳からいったい何を始めたらよいのか知りたいと思うのが親心かもしれません。
実際に幼稚園や小学生の低学年からカートレースに参戦して、レースで優勝して高校を卒業した後にレーシングスクールを経てプロレーサーになった例も数多くあります。
そこで今回はどうすればレーサーになれるのかについて、詳しくその方法をご紹介していきます。
レーサーになるまでにどれほどの費用が掛かるか
カーレーサーになるには子供の頃からカートレースを始めるかレーシングスクールに入るのが一般的ですが、どちらの方法であっても想像以上のお金が掛かます。
カートレースを始めるにはカートの購入代の他にレーシングスーツ代やヘルメット代や、全国各地にある主にカートショップが運営するクラブチームに加入する費用などおよそ100万円近くは掛かると言われています。
さらにカートレースに参加するには参加費やホテル代や会場までの交通費や、カートのガソリン代やオイル代などで1回に最低10万円から20万円近くは掛かります。
カートの練習に掛かる費用とレースの参加費だけで小学生で年間300万円から500万円は掛かり、中学生や高校生になるともっと増え費用も年間に約1000万円は覚悟する必要があります。
F1レーサーまでの道のり
F1レースは正式名称をフォーミュラ1と言いフォーミュラカーで行われる、FIA(国際自動車連盟)が主催する世界最高峰のレースです。
F1レーサーになるにはF1ドライバーの登竜門とも言われている、GP2レースで優勝するなど好成績をおさめる必要があります。
GP2レースは2004年までは国際F3000と呼ばれていましたが、GP2レースの最大の特徴はエンジンの排気量が4気筒で2000ccだという点です。
GP2レースの他にも日本で開催されている全日本F3選手権で優勝したドライバーは、F1レースに参戦できるスーパーライセンスが無条件で発給されます。
まとめ
国内で開催されているレースに参戦にはJAFが発行する、国内Bライセンスや国内Aライセンスを取得する必要があります。
国内Bライセンスは誰でも簡単に取得でき、Aライセンスを取得すれば国内で開催されているほとんどのレースに出場できます。
海外のカーレースに出場するには国際ライセンスを取得する必要があり、さらにF1レースに参戦するためにはスーパーライセンスが必要です。
スーパーライセンスを持っているのは世界でもわずか50人前後で、さらにF1レースに参戦するためにはスポンサー企業を見つけるかチーム契約するかのいずれかです。