運転免許の点数は0点から加算される
『違反をして2点ひかれた!』
このような表現が誤解をまねいてしまいます。
違反点数は最初から持ち点があるわけではなく、0から累積して加算されていくシステムなのです。
何年運転をしていても、減点方式だと勘違いをしている人がいますが、それほどに”2点ひかれた!”という表現があやまって浸透しているのです。
点数は減点方式ではありません
0点からはじまって加算されていくのです
厳密にいうと『違反をして2点追加された』という言いかたが(しっくりとはきませんが)正しいのです。
免許を取るとまず0点からスタートです。
違反で2点追加されたら、
0+2=2
2点のペナルティを背負うイメージですね。
さらに1点の違反を続けたらどうなるでしょうか。点数はどんどん累積していきますから、
2+1=3
ここで3点になりました。
このように違反をするたびに、その点数を足していきます。
その累計がどこまで増えるかで処分が決まってくるのです。
運転免許の点数は6点で免停
違反点数が6点を超えると免停で、その期間は30日です。
2+2+2=6でも
1+1+1+1+1+1=6でも、
違反の回数ではなく、累積で6点を超えれば免停となるのです。
免停になればタクシーやバス、トラックの運転手、宅配便のドライバーなど、運転を仕事にしている人には死活問題になります。
クルマがないと生活に不便な地域に住んでいる人もそうでしょう。
免停とは
免許が停止される行政処分のことです。
指定された期間内はクルマを運転することができません。
免停は違反者にとって一つのラインです。ここまでいかないように累積の点数に気をくばる必要があるのです。
現在の持ち点(違反点数)を知る方法
現在の違反点を知るには、累積点数等証明書という証明書を発行します。
取得方法はとてもかんたんです。
最寄りの警察署、交番、自動車安全運転センターに行く
証明書申込用紙をもらう
必要事項を書く
受付窓口で申請する
(郵送でもよい)
交付手数料として630円をはらう
約2週間待つ
自宅に届く
困るのは今知りたいと思っても、すぐには確認できない点です。
違反点数は警察の窓口では教えてくれませんし、インターネット照会のような便利なサービスもありません。
あきらめて約2週間待たなくてはいけません。
免許の点数がリセットされるタイミング
基本的には0点からはじまり、違反するたびに点数を足していきます。
そして過去3年以内におこした違反の点数が合算されます。
まずはこのカタチが大前提ですのでしっかり覚えましょう。
2つの大前提
0点から足されていく
過去3年以内に起こした違反点を合算
そしてここから、いろいろと救済処置が用意されているのですが、実はこの計算がからんでくるとややこしくなるのです。
救済はありがたいことですが、同時に点数計算を複雑にしている側面もあります。
簡単に一つずつお伝えしていきますので、順番に理解していきましょう。