エアロパーツ
車の見た目の印象を大きく変えるのに役立つのがエアロパーツです。
エアロパーツには、フロント・サイド・リアの3つのパーツがあります。
これらの部品を自作する場合は別ですが、ほとんど場合出来上がったパーツを購入して装着すると思います。
その場合は購入時に、先ほどの「構造装置の軽微な変更」の範囲内のパーツであるかどうかお店に聞いておくとよいでしょう。
簡単に「車検はパスできますか?」という聞き方でよいと思います。
厳密には以下の基準をクリアする必要があります。
・フロント・リア共、最前端もしくは最後端にならないこと
・バンパー下部より下の部分に半径5mm未満の角がないこと
(角がある場合は60ショアよりも柔らかい材質であること)
・エアスポイラーは、簡易方式の取り付けではなく、溶接かボルト止め、あるいは接着のいずれかで取り付けること
・リアウイングは、側端が車の外側から165mm以上内側であること
(そうでない場合は側端とボディとの隙間が2cm以下であること)
・最低地上高は9cm以上あること
フロントまたはリヤからサイドのフェンダー部分と一体になったブリスターフェンダーは、指定外部品となっているので注意が必要です。
アルミホイール&タイヤ
他の部品と干渉したり、車体からはみ出したりしていなければ、社外品でも基本的に大丈夫です。
(車体からはみ出したい気持ちはよくわかりますが、これをするとすぐに捕まります)
車検にはタイヤは溝の深さが1.6mm以上必要です。スリックタイヤは当然NGですね。
ホイールは、VIA、JWL、JWL-Tといった品質基準適合マークが入っているものが安心です。
サスペンション類
サスペンションに関する部品も以下のような指定部品になっているものは、最低地上高9cmを確保しなければいけません。
タイヤが車体からはみ出していないなどの基準を満たす限り、社外品に交換することもできます。
車高調整式サスペンション(車高調)
エアサスキット
コイルスプリング
ストラット
ショックアブソーバー
サスペンションの「種類」を変更する場合は「改造自動車」として登録する必要があります。
例えば、ノーマル状態でエアサスの車をストラットタイプのサスペンションなどに変更するなどの場合です。
手続き不要で交換する場合は、あくまで同種類の部品に交換するようにしましょう。
マフラー
マフラーの変更については、主に排気騒音の大きさが問題となります。
車検対応のマフラーであれば問題ありません。
年式やエンジンの位置、乗車定員によって若干の違いがありますが、乗車定員7人以下でエンジンが前にある普通自動車であれば、排気騒音が96db以下でなければなりません。
ホーン(クラクション)
ホーンは、90dbから115dbの間で、音は連続し、音の大きさと音色が一定であれば、社外品のホーンを取り付けても大丈夫です。
「音の大きさと音色が一定」ではないミュージックホーンはNGですね。
ちなみに、「左へ曲がります」とか「バックします」というトラックなどについているブザーは取り付けOKです。