イギリスとフランスでは2040年以降はガソリン車の販売が禁止され、中国でも2030年以降はガソリン車の販売が禁止されるなど、このままでは将来はガソリン車消えて行くのかもしれません。そんな中で今度は台湾の行政院が大気汚染対策として、2040年からガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を発表しました。台湾の首相である頼清徳行政院長は2030年には公用車とバスを全てEV(電気自動車)にして、2035年からはバイクもガソリン車の販売を禁止するとEVへの完全移行を目指すとしています。そこで今回はトヨタ自動車の、EVへの取り組みを検証してみます。
EVへの取り組みが遅れているトヨタ自動車
電気自動車も実はBEV(Battery・Electric・Vehicle)と呼ばれるタイプと、PHV(Plug-in・Hybrid・Vehicle)とかPHEV(Plug-in・Hybrid・Electric・Vehicle)と呼ばれる2つのタイプの電気自動車があります。BEVはガソリンは全く使わず電動機とモーターコントローラーで走る電気自動車ですが、トヨタ自動車のラインナップにはBEVはなくミニカーのコムスが唯一EV車ですがコムスは自動車ではなく原付の一種です。トヨタ自動車が販売しているのはPHEVのプリウスPHVのみで、2017年2月に新型プリウスPHVが発売されました。
ソーラー充電システムが搭載できる新型プリウスPHV
2017年2月に発売された新型プリウスPHVはPHEV車として、短時間で充電可能な急速充電に対応していて、ガソリンを使わずに走れる走行距離は40kmです。バッテリー容量も8.8kWhと従来のプリウスPHVと比べると約2倍で、自宅充電ができるのであれば通勤だけでなく遠出にも使えそうです。また新型プリウスPHVにはパネル出力180Wのソーラー充電システムが搭載可能で、屋外に駐車場があるか屋内でも太陽の日光がある環境であれば1週間に家庭用のEVコンセントで1時間程度の充電ができるようです。
まとめ
トヨタ自動車は2017年11月17日に中国の広州で開幕されたモーターショーでTNGA第2弾として小型SUVの「IZOA」と「C-HR」を2018年に発売
ることを発表しました。それと同時にトヨタ自動車ではカローラとレビンにPHV車の導入に向けた開発を行っていて、2020年に中国で累計10万台程度のトヨタブランドのPHV車の販売することも発表しました。