ホンダのレジェンドが2018年2月9日にマイナーチェンジして発売されたのです。
「レジェンド??」と多くの人から忘れられた存在だったかもしれませんね。
ホンダといえば、現在N-BOXが記録的にバカ売れしていて、他のホンダ車がまったく目立っていなかったのですが、ここでホンダの最上級カーをぶつけてきたのも、ホンダの意地が見え隠れします。
N-BOXが売れているからいいのでは?といった意見は恐らくホンダ党からは出てこないでしょう。
ホンダ自身も内心では忸怩たるものがあるのは間違いありません。
確かに売上には貢献しているのは間違いありませんが、ホンダがどういったメーカーなのかを考えなくてはいけないのです。
ホンダってスポーツカーのメーカーですからね。
それが、ここまで大きくなりすぎて消費者に迎合するような車作りしかできなくなって…といった語弊がありますが、N-BOXはまさに売れ線の中でトップになってしまったのです。
多くの人もホンダも変わったかなって思ったのかもしれませんが、これも仕方ありません。
ホンダの従業員を食べさせていかなければいけないのですから…。
話が大幅に逸れましたが、レジェンドになりかけていたレジェンドの復活です。
バブルの昔はソアラとラグジュアリーカーの両雄として競ってたなとか、今だったらレクサスがライバル?やっぱりクラウンかな…なんて思いたいのですが、レジェンドの年間販売目標って何台か知ってますか?
なんと1000台ですよ…。
もう一度言いますけど年間目標です。月間ではないところが悲しいですね。
もちろん街を走る車の中にレジェンドを見ることはありません。反対に走っていたら目立つのではないかなと思うのですけどね。
月間だったら85台か…。
すでに希少車になりそうな気配がむんむんです。
これは昔からなのですが、レジェンドはホンダの旗艦でありながら派手さに欠けるイメージです。
ホンダがわざとしているとしか思えないような、上質感の無さなのですよね。
700万円出させてこれかよ…だったらレクサス買うよ、なんてレクサスの売り上げに貢献しているのがレジェンドかもしれないと揶揄されてもいるのです。
それが、今回はマイナーチェンジなのですけど、レジェンドを本気で売りたいのでしたら、フルモデルチェンジで変わって欲しかったなって思う人も多いことでしょう。
今回のマイナーチェンジで、課題だった上質感やどっしりとした安定感、さらには快適な車内空間は実現できたのでしょうか。
答えは…今回は合格です。
ホンダだったらもっとがんばれたんじゃないかなって気がしますけど、マイナーチェンジで市場の反応を見るってことかもしれませんね。
それだったら年間販売目標が1000台というのも納得で、次にドカンと自動運転フル装備のレジェンドが出てきそうですよね。
今回のレジェンドの目玉は「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を追加しています。
もっともこの機能を追加したいがためのマイチェンといったところが本当なのでしょう。
そして、前輪をエンジン+モーターで駆動、後輪は左右2個のモーターで駆動するという世界一凝ったハイブリッドシステムは健在です。
燃費も3.5リットルで都内10km/lなんだそうです。
運転していてストレスはまったくありませんし、燃費もいいしレジェンドは年間1000台といわずもっと売れて欲しい車だと言えます。
レジェンドのスペックは以下です。
全長 全幅 全高
5.030 1.890 1.480
エンジン種類 水冷V型6気筒 +3モーター
排気量 3.5L
最高出力 231[314]/6,500
最大トルク 371[37.8]/4,700
トランスミッション 7速オートマチック+パドルシフト
駆動方式 4WD
使用燃料 ハイオク