気になるアメ車の保険関連の維持費ですが、どのくらいかかるのでしょうか。
誰もが加入を義務付けられている自賠責保険料ですが、37か月分の場合でしたら36,780円かかります。
これは、国産車と違いはないですね。
一方の任意保険料についてですが、これは保険会社や車種によってまちまちなんです。
さらに任意保険加入者の年齢や等級、そして保障の内容などによって大きく違ってきます。
そのため、一概に保険料がいくらかかるといったことは言えないのです…。
アメ車の維持費について考えてみましょう。
アメ車ですし、日本国内に工場はありませんから、部品などはすべて輸入となります。
とはいっても消耗品の類いでしたら国内品で十分なのです。
消耗品というのはオイル関係、バッテリーさらにはタイヤなどになりますね。
意外と大変なのがワイパーの替えゴムです。これは輸入しなくてはいけません。
消耗品の中でももっとも頻度が多いのがオイル交換だと思います。
その費用ですが、アメ車の場合でしたら一度のオイル交換で1万円から1万5,000円が相場です。
国産オイルなのに何故、国産車の2,3倍かかるの?
ということですが、これは単純にオイル量が多いからです。オイルの量が多くなるとその分値段がかさみますし、交換料もオイル量に応じて高くなるのでこのくらいの値段になってしまうんですよね。
車体が大きいですから、バッテリーも大容量なんです。それについても国内用でしたらトラック用のバッテリーだったりするのですからすごいですよね。
また、タイヤもビッグサイズになります。
国産車の規格に合わないようなビッグサイズだと、たくさんの数が流通していないのでそれも割高になります。
これは市場原理ですから仕方のない部分ですね。
それ以外の消耗品も似たような理由で割高になってしまうのです。
要は「規格外」その一言に尽きてしまうということです。
それなのにアメ車を買ってくれというのは、国内のアメ車事情を見ると一目瞭然で何をするにしても高くなってしまうので、よほどのアメ車好きではないと維持できないということになります。
本気でアメ車を売り込みたいのでしたら、ドイツ車のように日本の国内市場を意識した、販売計画を立てないと、ただ買ってくれということでしたら、誰も見向きはしないということです。
それだけに、街中でアメ車を見ると羨望のまなざしを受けることになります。
維持費度外視でアメ車に乗っている人ということですから、車好きからは一目置かれる存在なのは間違いないでしょう。