車をもう使わない、乗らないといった時は廃車(永久抹消登録)を考えるかと思います。
手続きは業者に任せてしまうのが最も楽ですが、費用が何万円もかかることから、費用面がネックになる場合もあります。
もし費用を少しでも安く済ませたいのであれば、自分で永久抹消登録手続きを行うほうが良いでしょう。
時間こそかかりますが、手続きそのものは難しくありません。
まず永久抹消登録をするにあたって必須条件となるのが、車を解体することです。
先に解体を行ってから申請を行う必要があるため、永久抹消登録のみで済ませることはできません。
解体は専門業者へと依頼し、廃車にしたい車を解体してもらいましょう。
業者にもよりますが、2週間~1ヶ月ほどは待つ必要があります。
車を解体すると、業者から解体の報告書や通知書が届きます。
この書類には、解体報告記録日と移動報告番号の2つが書かれていますので、絶対に失くさないよう注意しましょう。
業者から届いた報告書や通知書が届いたら、永久抹消登録が可能になります。
その他には、所有者の印鑑証明書、車検証、解体した車のナンバープレート2枚、実印の4つが必要です。
これらを用意し、解体の報告から15日以内に手続きを行いましょう。
手続きはナンバーを管轄する運輸支局で行います。
まず運輸支局へ行ったら、窓口で廃車(永久抹消登録)に来た旨を伝えましょう。
永久抹消登録申請書や解体届出書など、書類をいくつか貰えますので、見本の記載を参考にしながら記入しましょう。
次にナンバー返納窓口へと出向き、事前に外しておいたナンバープレートを返却します。
手数料納付書に押印されますので、再び窓口へと行って書類を一式渡しましょう。
ここまでの手続きを行えば、車の永久抹消登録は終わります。
最後に運輸支局内にある自動車税事務所へと行き、自動車税の還付手続きを行います。
自動車税・自動車取得税申告書へ必要事項を記入し、窓口へ提出しましょう。
後日自動車税が還付されますので、忘れずに手続きすることをおすすめします。
車の永久抹消登録手続きは決して難しくありません。
1時間程度あれば終わりますので、費用を節約したい方は自分で手続きしてみましょう。
ただし、事前に書類の準備が必要だったり、自分で運輸支局まで出向いたりする必要があります。
手続前に車の解体もしないといけないため、準備には時間がかかります。
忙しくて時間が無い方は業者へ任せたほうが良いでしょう。